[新機能] リージョン・サービスを横断してリソースを検索できる AWS Resource Explorer が使えるようになっていました
コンバンハ、千葉(幸)です。
何か見慣れないサービスが使えるようになっていました!!!
ちなみにドキュメントはこちら。
2022/11/7 にドキュメントがリリースされたようで、ホヤホヤです。速報性重視で触ってみます。
2022/11/9 追記
アップデートのアナウンスが出ました。
AWS Blog にもなっていますね。
AWS Resource Explorer の有効化
冒頭の画面からオンを押下すると、セットアップの画面に移ります。
高速セットアップか高度なセットアップが選択できますが、今回は高速セットアップを選択します。
「アグリゲータインデックス」をどのリージョンに作成するかを選択します。「アグリゲータインデックス」って何、というのはこのあと出てきます。
AWS Resource Explorer は、追加料金なしで提供されます。
↑コストは無料なんですね!
オンにすると、各リージョンにインデックスが作成されます。
このインデックスというのが、各種リソースの情報を集めてくれるようです。
AWS Resource Explorer でリソースの検索
おそらくメインで使うことになるであろうコンソールです。
インデックスによって収集されたリソースが表示されていきます。作成したばかりなので、表示されるリソース数はどんどん増えていきました。
検索する際にどのビュー(「表示」とも。後述します。)を用いるかが選択できたり、必要に応じてクエリをかけることができます。
クエリについては以下ページにまとまっています。例えばec2
と入れるとリソースタイプがec2
から始まるものだけに絞り込めたりします。タグやリージョンなんかでも絞り込めます。
また、歯車マークから表示する列の項目をコントロールできます。タグはデフォルトでは列に含まれていないので、表示してあげると捗りそうです。
ここで表示されているリソースのリンクを押下すると、そのリソースの詳細画面に遷移します。ここでリソースを横断的に確認し詳細はそのリソース画面に遷移して確認する、というのが AWS Resource Explorer の使い方になりそうです。
すべてのリソースタイプをサポートしている?
この画面ですべてのリソースを検索できるのか?が気になるところです。サポートされているリソースタイプは以下から確認できます。
.oO(まだ「何でも検索できる」と言えるほど潤沢ではないですね。)
AWS Resource Explorer ビュー
ビューを覗いてみます。高速セットアップによりデフォルトのビューが出来上がっています。
詳細を見るとこんな感じ。リージョンごとにデフォルトとなるビューを作成できるようです。
新規にビューを作成する場合は以下のような項目が選択できそうです。
- ビュー名
- リージョン
- リソースフィルタ
- フィルタークエリ
- 追加のリソース属性(現時点では「タグ」のみ)
あらかじめ条件を絞り込んだビューを作成しておき、「リソースの検索」でそのビューを選択してあげることで効率的にリソースを表示、ということができそうです。
ビューの詳細については以下をご参照ください。
AWS Resource Explorer 設定
「設定」を覗いてみると、インデックスの一覧が表示されました。セットアップ時に選択した通りバージニア北部だけが「アグリゲータ」になっています。
インデックスの詳細はこんな感じ。シンプルですね。
インデックスタイプは「ローカル」か「アグリゲータ」の2種類があります。「アグリゲータ」はアカウントで一つのみ存在できます。
ローカルインデックスは自身のリージョンのリソースの情報を収集し、その内容をアグリゲータインデックスにレプリケートする挙動になっています。
インデックスが作成されているすべてのリージョンのリソースを横断的に検索したい場合は、「ビュー」でアグリゲータが存在するリージョンを選択してあげる必要がある、ということですね。
画面上部の検索バーからの統合検索
こちらがまだわたしの環境では再現できていないのですが、統合検索という機能があるようです。
画面上部の検索バーに/resouces
と入力したのちリソース名をつづけると、前方一致でリソースを検索して表示してくれる機能とのこと。「設定」画面でオンとなっていれば使えるとのことでしたが、わたしはまだ使用できませんでした。
検索バーはどのサービスのコンソールからでも使えますので、AWS Resource Explorer のコンソールからでなくともリソース名で検索して飛べるのは嬉しいですね。
統合検索が有効となる条件など、詳細は以下をご参照ください。
追記:ちなみに統合検索はこんな使い心地のようでした。
We are turning over a new leaf in the #AWS Console ? Quickly search for your resources using Unified Search. From the search results, you can copy the ARN or directly go to your resource in a single step. Type "/Resources" to focus on resource search. @awscloud pic.twitter.com/yopOKbDpvP
— Rick Suttles (@ricksuttles) November 8, 2022
リソースの検索が楽々だ!!
いつの間にか増えていた新機能 AWS Resource Explorer を確認してみました。無料で使えるということなので、これは有効化しない手はないですね。
マネジメントコンソールだけでなく AWS CLI などでのプログラムアクセスにも対応しているようなので、リソースの棚卸が捗るんじゃないかという期待も膨らみます。
また改めてドキュメントをじっくり読んでみたいと思います。
以上、 チバユキ (@batchicchi) がお送りしました。